2012年09月29日
煙か土か食い物
「煙か土か食い物」舞城王太郎、講談社文庫
こういうのをパンクって云うのか解らないけど、多分パンクの装い。アメリカで活躍の外科医:奈津川四郎の故郷福井でのハチャメチャな事件を追い回し何とか片づける。しかしそんな簡単なストーリーであるわけがない。根底に自分の家族の呪われたような血筋がこの事件を彩りながら(暴力的に)家族とは?復讐と許し?みたいな問いかけもあるのです。タフでインテリで挫けず、アドレナリン満載の主人公:四郎のような人間などいないと切り捨てないで、ただ面白い活劇(血腥いけどね)で、漫画でも見ていると思えば楽しいものです。途中では止められません。スピードが命ですので、気を付けて読みましょう。
Posted by 新茶 at 17:08│Comments(2)
この記事へのコメント
これまたすごい題名ですね~。
こういうのが読めるのが凄いね。
近々、村良に行きましょう~(^-^)Y
こういうのが読めるのが凄いね。
近々、村良に行きましょう~(^-^)Y
Posted by おかぴー at 2012年09月29日 23:41
この題名はおばあさんが亡くなる前に、「死んでしまえば煙か土か食い物になるんや」って言うんです。食い物っていうのは放っておけば、動物の餌または微生物の食物ってことらしいです。食物連鎖だね。輪廻転生。自分で選ぶ本だったら、読まないでしょうね。
今日、稽古に行ってきますので、ボントロさんの様子を看てきます。
追伸:犬間をありがとう
今日、稽古に行ってきますので、ボントロさんの様子を看てきます。
追伸:犬間をありがとう
Posted by 自称詩人 at 2012年09月30日 09:34