2012年11月04日
「メルト・ダウン」
またまた高島哲夫で、「メルト・ダウン」なのだ。すごーく今のアメリカらしい話です。前と同じく映画を見ているような展開を仕掛けています。結構暴力沙汰が繰り返されて「うそだろ」って思えるところもある。核と軍縮、マスコミと政府という対立を利用した世論の空気誘導が主題。ワシントンDCとカリフォルニアの事件がある接点で結ばれたとたんに大きな陰謀が明らかになる。私が面白いのは事件に絡んだ人間たちが右往左往しながらも、とてもアメリカらしい行動や、言動をとるところである。アメリカの風景ってのは、このアメリカ的行動言動がないと、全くつまらなくなって薄らボッタイ風景と化してしまう事である。イキイキとした人間、苦悩にあっても表情豊かに生き抜いている姿が有ってこそのアメリカなのである。高島は途中で止められない。寝不足になる。ご注意あれ!
Posted by 新茶 at 09:45│Comments(0)