2014年10月27日
事件が多すぎて
「ひまわり事件」荻原 浩:著 文春文庫 を読んだ。例によって例による荻原節。私の世代が皮膚的感覚で「そうなんだよな」と云える汗にも似たシンクロ感。今言いたいことを言ってくれている。環境や社会が変ろうと多分俺の思っている事は間違ってはいない筈。人間てのは気持ちを持った生物でしかないんだ。この辺です。多分だから団塊は説教がましくてウザイんだよなって云われるのかもね。いいんだ、もう変わらない。変われない。読んでくれ!
沼津伊東の研修の時に佐野さんから紹介された「じんじん」を観ました。日本映画のある一片を構成するタイプの映画だろうと思っていましたが、ちょっと違います。確かにある一片ですが、大事な事でもあるんです。小津とは違う日本ですが、日本的である何かを感じられればそれでいいのかと思いました。詰まらない小さなことにも試行錯誤や張り裂けんばかりの思いや云うに言えない思いがこめられていることも有るんだってことだね。今わが息子は何を考え何をしているのだろう。
「安野光雅展」に行って来ました。もうなにもいう事がないほど素晴らしい世界を描いています。平家物語や中国の景色の本は購入したいと思いました。つまり手元に置いて眺めていたいと思う絵です。
Posted by 新茶 at
08:42
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