2017年01月17日

毒物殺人



STはscientific task Force で科学特捜班なんだって。要するに現代では高度な科学的事件が頻発するようになってきて、アナログのむさ苦しい親父の刑事ではニッチモサッチモていうような状況になってきた。という設定です。そこで登場してきた5人の科学者なんだけど、当然の如く古い頑固な清張に出てきそうな退職間際の親父刑事とが張り合うんです。ヒエラルキーしか頭にない警察の組織ともに。そこをニカっと面白く今野敏はすりぬけて流石といわせます。ただし、伊東に着くのが速すぎる。でもいいとするし、このセラピーとかいうまやかしは読めてしまう。STはエピソードから読めば良い。大体に於いてシリーズものは著作順に読まないと損して気分になります。だから次はモスクワ。

暮れから庭の木の手入れと掃除をしてきましたが、ようやく恥ずかしく無くなりました。まあ他人からすれば「きたねー!」とのたまわれるかもしれませんが、貧困に免じてこの位で許してくだされ。でもね、松の葉を一本づつ拾うのは忍耐以外ありませぬ。そこの所どすえー。この松葉を一本づつ拾うのと、森見の有頂天家族(単行本の方)の表紙の画と通ずるものがあります。コツコツ  


Posted by 新茶 at 08:42Comments(0)