2017年09月30日
今野をまた
「スクープ」今野 敏:著 集英社文庫
自然科学の間にこの今野を入れました。典型的な人間たちが、典型的な背景で、典型的に行動します。だけどテレビとおなじ(黄門様)なんだけどもっとずーっと面白いんです。読んでみなけりゃ判らない。この設定では、この登場人物でなければ、とか読者が自然に要求している人間が要求している風に振る舞うんですね。読者は今野に読まれている。今野を読む読者はこんな人間が好きなんだ。まあ気持ちよく操られているんですね。操られの快感です。こんなことはあり得なくても3人(布施、黒田、持田)は何処かに居るかもね。いま「クローズアップ」です。
Posted by 新茶 at
07:47
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