2013年05月10日

誉田哲也



「疾風ガール」誉田哲也:著 光文社文庫を読んだ。帯に釣られてだ。何てたってロックで、ギターの話だからだ。話はミスチル風にいえば、オブラートに包んで飲み込んだ悔しさを青春のとあるページに記している。僕はこういうのに弱い。天才的ギタリストの少女(夏美)が登り詰めようと必死に、疾風のごとく行動する姿は読んでいて気持ちが良いし、自分もこの娘の持つグルーブ感とやらに載って叫んでいる気になるのだ。年齢を忘れてね。げんそう!幻想なのだ。ギブソンのジュニアでリードをやる面白さにも恐れ入りました。もうひとりの主人公の祐司は好感度が高く、その辺でも見受けられそうな人物だけど、こんないい人、現実には居ないよな。続編があるようだ。そうです、この作家は「ストロベリーナイト」の作者です。ぶっとんだ女性を描くのが得意なんだね。今「ヒトリシズカ」を読んでいる。フフフ面白いのだ。

アー、体が鈍っている。淀んだ血をプールに行って巡らせたい感じ。  


Posted by 新茶 at 08:30Comments(0)