2015年02月11日

重松 清



「きみの友だち」重松 清:著 新潮文庫 なぜか重松清を手に取った。そして読んだ。この年齢になると読む前にフィルターを掛けてしまう。ので、いけないと思って読んだ。大体想像していた世界(子供達が他人との世界をギスギスしながら経験すること)なんだけどジワジワと自分の過去の襞をめくって、思い出したことがいっぱい出てきた。この登場人物たちほどの行動ではないにしても、消えない傷は誰しも有るのだろう。でも充分に生きてきた気もする。「はないちもんめ」では泣かされました。亡くなった友も瞼に戻ってきました。こどもの世界と云うなかれといえるほど素晴らしい内容でした。  


Posted by 新茶 at 19:27Comments(0)