2013年08月23日

田牧 大和


どこを触ったのか赤くなってしまいました。

「三悪人」 田牧大和:著 講談社文庫
お勧めです。遠山金四郎、鳥井耀蔵、水野忠邦のだまし合い。後に宿敵となる金四郎と耀蔵がタッグを組んで忠邦とだまし合いのゲームに興じる。とても江戸の気骨を見せて粋だけど、恋が絡んで悲しい。文体はいつのまにかラジオでも聞いているかのように、芝居を観ているかのように、淀みなく展開して、アッというまに大喜利を迎えてしまう。して、この文庫本は古本で105円の札が着いている。驚きですね。チョット寂しさも過ぎる。この作者の田牧大和氏は女性でした。うまいね。

  


Posted by 新茶 at 08:44Comments(0)