2014年05月21日

若竹七海そ、山口、そして心筋梗塞




「ポリス猫DCの事件簿」若竹七海:著 光文社文庫
 湘南のとある猫島でおきる、極めて日常に近い事件を、臨時交番の巡査が猫の助けを借りて解決?するお話の連作。ハラハラドキドキはどこにも出てこないけど、ニヤニヤしながら心地よい眠りに着けるのだ。こういうのもあっていい。ドタバタも日常にあふれて見慣れた光景に感じられるし、連作だから前のお話であれ?と思っていたものが作中のどこかの話で落ちる。愉快です。てもとにあればずっと読み続けてしまうかもしれません。日常にあるちょっとした異変も事件なのだ。
 
 私にとって山口晃の「親鸞」挿画の魅力はこの鉛筆なのです。未完か完成かどっちでもいいのだけれど、擦れを伴った線の筆使いが何を刺激するんでしょう。描いている時のての感触が伝わってきます。構図の創り方もカメラワークのように自在に操って、文を読んでいるのではなく劇を観ているかのようです。

 弟が土曜日に心筋梗塞で救急で入院して治療しました。携帯を携えていて連絡が早く出来たので、早期治療が出来たようです。カテーテルで血管を広げて、ステントで拡張を維持するそうです。2年前にも同じく、山で倒れたのですが、その時は薬で広げたようで再発の時期が来たようです。ちょっと昔だったら手の施しようが無かったでしょう。医学は日進月歩なんですね。コレステの高い遺伝子を持った私も十分気を付けないとね。家内は医者に進められて薬というかサプリを飲み続けています。私は今の所飲んでいません。
 昨日胃カメラを初めて飲み込みました。鼻からです(喉が一日中気持ちがわるかった)。胃炎がスコシ有る模様で、潰瘍は無かったけど「食べ過ぎに注意してください」と言われました。ピロリ菌の検査結果は後ほど、とのことでしたが、、井戸水を飲んだ世代は必ずと言っていいほど見つかるそうです。「今に較べたら不衛生極まりない幼少期でしたからしょうがないね」って一年先輩の先生がオッシャッテました。老化がジワジワ迫ってきました。逃げよう!  


Posted by 新茶 at 11:08Comments(4)