2015年05月28日
佐藤雅美さとうまさよし です。
「天才絵師と幻の生首」佐藤 雅美:著 講談文庫を藤沢周平ばかりだったので読んだ。やっぱり江戸のシステムの解説は上手です。あーあこういう制度の中での仕事や暮らしが成り立っていたんだという納得。何も知らないで漫然と江戸の時代劇を観ていたことになります。この点で佐藤雅美は大変役に立ちます。それにもまして、この時代に暮らしていた人々の憎悪や歓びの感情が自分の事の様にシンクロしてしまいます。どの時代や背景があろうとも、嬉し悲しいは同じで、エキセントリックな人間は何処にでも発生していたようです。慣れるまで読み続けて下さい面白くなります。半次のシリーズはいい。居眠りも良かったね。
Posted by 新茶 at
15:10
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