2017年04月05日

春 そして夜の蝉



酷い写真ですが、カマツカの芽吹きです。死んでいるのかと思ったら出てきました。



斑入りの風知草も芽が出て、スミレも咲いています。可憐そのもので愛おしいものです。



不如帰は心配しなくても出てきます。。頼もしい花です。あまり動かさないのが草木育ての鉄則ですね。じっと待つんです。じっと



「夜の蝉」北村 薫:著 創元推理文庫
空飛ぶ馬に続いて読みました。じっくり読む作品です。何のことのない日常だけど濃いから丁寧に読まないと損しちゃいます。言葉の一つ一つに唸ってしまいましたが、こういうのを感想文で書けと言われたら非常に難しいんじゃないだろうか。読んでいる間中作者と同調いや主人公になって行動し語っているから「わかってくれ」というしかないのである。端末的に面白い部分では、:ラジオの音はしばらく私達の後を追って来た。:高欄付の縁をめぐらした大きな建物は、玉砂利の海に浮かんだ巨船のようであった。:状況の形容が素晴らしい!表紙も慣れるとこれもありなんだね。ゴメン  


Posted by 新茶 at 10:19Comments(0)