2011年08月01日
奈良ハイク
7月日の志太建築士会の奈良ハイキングに参加しました。18キップなのだ。ジカンギリギリに間に合って電車に乗ったので汗だくだくで始まりました。薬師寺、よしむらそばや、唐招提寺、春日大社、法華堂(三月堂)を見てきました。総勢11名でした。薬師寺では写経をやって、平山郁夫のシルクロードの絵を見ました。本とか写真の小さな図版で見ていたのとは大違い。やっぱりやる。感動する何かがある。芸術って在る。実感
唐招提寺の軒下は日本建築史の勉強の見本ですね。何より美しく立派。日本建築は軒下が語る。前にも云ったね。
上:春日大社参道脇の建物だけどこっちの色合いの方に目が向いてしまうんですね。樹木の色とで織部の色合いでしょ。「あおによし」の色もいいのだけれど僕はこっち。
下:回廊の「はっ」とする瞬間。完全主義的美学と思ったけど逆に本物の織部かも(色合いと構成)。
上:自然の地形と石畳の無理をしない馴染ませ方。自由自在に幅や素材を変えたりして、何かに合わせていく。この「何かに合わせていく」と云うのがキーだね。なんちゃって偉そう。
二つの建物が合体しているんですが、優しくて美しいプロポーションが出来てしまいました。立面図を見るとため息が出る程です。「複合と矛盾の対立」のベンチューリを鎌倉期に!(理解の仕方を間違えてるかな)なじませ方の妙。一元的でない複合。この美学を計画的にやっていたとしら、ビックリですね。二つ以上のものが合わさって違う何かを生み出して調和を図る。デモクラですね。8名の並び方もいいねー。自由でランダムだけど一緒。心の文字?ところで2名は何処へ?私の後ろ?
Posted by 新茶 at
11:42
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