2014年09月09日

橋本治とフランク・ロイド・ライト



「ひらがな日本美術史」の漱石、鴎外の棲んだ住宅の写真に恋焦がれて、そしてライトの帝国ホテルに逢いたくて明治村に行ってしまったのである。例によって朝5:20に藤枝駅を出発。幻想的な朝焼けだったのでシャッターを押したが、ブレていました。でもこれまた幻想。



同行の二人が尋常小学校の入り口で離れながら立つ。なぜか遠慮。風邪がゆきすぎる、外部でもない内部でもないホール。今始まった構成ではないのだ。



漱石鴎外の住まいの玄関、慎ましくてもどこか外さない。



念願の庭からの縁側の全景写真(ひらがな日本美術史)は他の訪問者とか小道具で撮影出来ませんでしたので、違う角度から日本の正しい縁側をパチリ



これ見よがしの無い極めて慎ましい季節に合った軸



旧三重県庁。まるで書き割りの様な松の育ち方と漆喰の白さが清廉潔白と純情なる明治人の気迫を表現しています。ホントカイナ



北里研究所の北方アールデコ。論理的技術や科学が結核と闘ったのだ。信じる者は救われる。



西園寺公望邸。興津に在ったんですよ。数寄屋とか現代建築は浮遊するのだ。



村野藤吾をちょっと頭に浮かべちゃいました。



露伴邸の玄関。日本建築は透ける空間に律儀なフィルターで連続してゆくのだ。竹の花入れかと思ってみれば陶器でござった。




焼津の八雲邸ですよ。2階に手摺がとてもいいね。やみに灯る明かりと障子がこれまた、正しい日本じゃん。




わたしの人生の記念碑的一日のFLライトなのだ。あんなに饒舌にしゃべっていたのに、なにも書けない。言葉が浮かんで来ない。





ライトは光と影でした。カーンもそうだね。ポール・サイモンのフランク・ロイド・ライトの歌が聞こえてきました。so long


9月8日はライト記念日
おかぴー、K2ありがとう!




  


Posted by 新茶 at 13:31Comments(3)