2015年09月07日

家族



「家族という病」下重 暁子;著 幻冬舎新書
を挟んでしまいました。本屋で手に取ってレジに直行。そして安倍清明の途中に読んでしまいました。獏のファンタジーの怖い笑顔の闇から少し日向に出ようと思って読んだのだけれど、(そうだ、そうだと頷きながら読めると思った)間違い。もっとシリアスでした。名家でなくとも、普通以下のそれこそ巷の石ころとみなされる家族でも同じなんです。連綿とそういう家族の概念を刷り込まれて、いや刷り込むのが一つのステップでもあったからなんです。幸せというの構図です。普通、人並みの概念こそ家族が基本。これはなかなか壊れないでしょうね。中産階級という市民化の崩壊でもおきないかぎりは、デモクラシーの幻影を利用する政治の絨毯が空に浮いているかと錯覚しているんです、この現代はとても軽いんです。  


Posted by 新茶 at 10:06Comments(0)