2013年07月09日

山本兼一:2



「千両花嫁」山本兼一:著 文春文庫
 AKTさんが置いて行ってくれたダンボール箱の中にこの本が有りました。ありがとう!前の本よりも印象深くよみました。順序は逆でしたが、「利休にたずねよ」「火天の城」も以前に読んだことだし、順序など、どうでもいいね。この本は私の為に書いてくれたんじゃないんだろうかと思う程、興味深く読みました。幕末の京都の骨董(道具屋)を営み始めた駆け落ち夫婦に、理不尽に降りかかる禍の顛末記です。登場人物は壬生の義士達と竜馬、勝、や高杉らを含めた刀剣により骨董屋に係わる人間たちです。勿論、茶の湯に係わる話しも多く出てきます。激動の時代を絡めて京都の日本的なるものを描いていて面白いですねー。勿論主題は優しくて暖かい夫婦と、二人を取り巻く人間たちの人情味あふれる心理描写です。自分が登場人物の全てを演じているかのように錯覚してしまいました。誰でもいいから読んどくれ。
 お茶の稽古が始まったので、ボントロさんの神棚にビールを供えて来ました。暑くなってきたから飲んでるね。因みに神棚の設計はボントロさんと私の合作どす。



私が通っている大洲プールなのだ。四角い箱の上に波を模したと思われる波型の屋根が乗った建物です。全体に中庸な藤枝にぴったりの景観かもしれません。以前通っていた城南のプールに較べて深くなっているので泳ぎやすいし、水も澄んでいる気がします。(夏休み中は無理:芋を洗った水になるから)もっといいところは牧ケ谷の県営プール(50m)なんだけど700円もするんです。泳いだ後は気分が晴れやかになるし、ご飯がおいしく食べられます。  


Posted by 新茶 at 11:41Comments(3)