2014年04月13日

戸板康二と護国寺



京都往還の電車内で読んだ「團十郎切腹事件」中村雅楽探偵全集1 戸板康二:著 創元推理文庫です。戸板康二の創作人物の中村雅楽(古老の歌舞伎役者)が文化芸能のエリアに渦巻く事件を冷静沈着にして聡明なる頭脳をもって解決してゆく18編です。読み始めたらすぐにエラリー・クインやチェスタトンが浮かんできますが、独自の背景が真似ではない本格の極みにまで至っていると、畏れ多くも思ってしまいました。判ったような事を言う生意気な私です。本編以後の解説等が大変参考になるのだ。



例年のARTS & CRAFT SHZUOKA に行ってきました。今年も前もって作者の紹介頁を調べて訪れたのですが、写真で見たのとは現実は大きく違っていました。



買ってきたのは8センチ程の花入れです。青銅器を思わせる色合いと、艶と時間を併せ持つ風合いに惹かれました。念願の花入れ(蹲る、や鉄漿の形を持った)は探すのが無理です。自分で作るしかありません。TARAちゃんとこでやってみます。



何処かでお見かけしたことのある人が奉仕していたコーヒー屋さんがあったのでお昼を裏の池淵の石の上でこのコーヒーと一緒に頂きました。



山崎裕子さんのブースです。ルーシー・リーの色合いがステキでした。話しかけてみたら、大好きだそうです。ハンス・コパーもね



古谷浩一さんのブースで、丁寧な作りとモダニズム的な色とフォルムがくすぐります。取手や注口、蓋はさすがです。

  


Posted by 新茶 at 09:15Comments(0)