2012年04月06日

「明日の記憶」荻原 浩

文庫版が出たので早速読んだ。主人公が五十歳ということで、最後まで身につまされてしまった。極端に物忘れが激しくなった自分と照らし合わせて読んでしまう。記憶が少しずつ消えて行っても残る自分は何者なんだろう。在らぬ自分は自分なんだろうか。いまさら考えてもどうしようもないからこのままを受け入れて笑って過ごす事にしよう。でも考えちゃうな。

今日も他人から見たら簡単な事柄が盛り沢山詰まっている。ジコチュウの私は時間よ止まれ!と叫ぶ。
付録:桂の中は控えた?ので外

桂離宮の外の垣根(桂垣)(笹垣)です。中から竹の節を縦に割って折り、外に垂らす垣根です。折っているから緑が生き続ける。手間がかかります。ever green 人によっては、二人の笑顔から青春がみえるかもしれない。  


Posted by 新茶 at 09:22Comments(3)