2013年01月07日

今日の新聞



 野本寛一先生の:ゆたかな「伝承知」活用を 日本再生 水窪にヒント
先人たちの守り継いできた伝承に日本を再生するヒントがあり、本当の豊かさを得る為には末端にある自然との共生の有り方がこの日本を日本らしくすると述べられている。新しい策を考え出すのもいいけど、大事な事は足元にに山のように積まれている。しかもそれは、自分が何処かで見てきたことでもある筈だ。本「自然と共に生きる作法ー水窪からの発信」を読もう。ずっと以前、野本寛一先生、八木洋行先生と天竜や水窪の民俗調査に同行させていただいたのを思い出しました。健脚の野本先生はとにかく歩きました、何処へでも、歩いては歩いては話者を探して、話しを聞いて書いて、自分の手足目耳口をフルに使ってのfierd work、そのような姿勢を貫き通した上での説です。説得力があります。

 
 連載小説「紫匂う」のカット絵 表現されているのは抑えた思いで、背景の淡いグラディエーションと後れ毛に切なさを見て取れる。髪の毛の形も美しい。じっと見ていられなくなる程恋心を語っている。気後れしちゃうよな。

 今朝の新聞で他に目についた記事は社会面の「神社の安全祈願中止」と「幸せのかたち:店の再生じぶんがやる」である。なかなかコメントし辛い政教分離の記事であるが、この国にはこうして先送りしてきた問が山のようにある。靖国、自衛隊、政教分離、改憲、一票格差、とか数え上げればキリが無い。永遠に答を出さずにこのグローバリズムの世界の中で泳いでいけるんだろうか、国民って、政治家ってなんだろうね。というよりこの国はどういう国?
 そういう話のなかで、老舗の和菓子屋の息子が悪戦苦闘しながらも店の行く末を考えている。自分の人生に正面からぶつかっている姿勢に羨ましさを感じます。

 アナログで正面から向き合う姿勢が大事ってこと。

 昨日の養老先生のこうもりのコラムも面白かった。こうもりは手だけで移動。鳥は足も使う。動物って動かないと生きていけないんだね。当たり前。




  


Posted by 新茶 at 09:49Comments(0)