2013年01月20日
クジラ他
何の事か解らなかったでしょうが、「幕末時そば伝」の作者、鯨統一郎です。実業の日本社文庫です。落語と動乱の幕末を合体させて、その幕末の行く末の鍵を握ってしまったのが、粗忽長屋だったというおもしろーいお話。なーんだ、そんなものかね、と言うなかれ。上手に纏め上げているから、これそのものでも落語で行ける程上手い。ただたんにクッツケタだけでないと実感させる上手さなんです。ミステリーファンだと「邪馬台国はどこですか」を読んでいるから、あの謎解きの上手さを、髣髴させられてしまいます。楽しくて面白いから、上手さなんて超えてしまっているんだけどね。尊王攘夷を解りやすく話しに織り込んでいる。
日曜版の静岡新聞、 晶子百花繚乱 わざはひかたふときことか知らねどもわれは心を野ざらしにする 「佐保姫」
何処で切るかは読んでいれば自然に解るってなことはさておいて、このわざはひは恋故の禍なんだね、して、野ざらしにするしかない なんて一体どんな状況に陥ったんでしょうね。当事者三人にしかわからない込み入った場面だからこそ、野ざらしにして、自分に向き合ったんでしょうね。でもやはり晶子は恋の女なんだね。
「紫匂う」のカット画、刀を握って振り上げた手元 輪郭をはっきりさせた黒の背景 心になんらかの意志を表現している。今回の話には刀を抜く場面は無いのにこの絵があるのは何故だろう。意味有り化ですね。
日曜版よもっとのハテナ写真館の 注意して歩いて でマルセイユの博物館なんだって。検索してみましょう。検索してから書けば良かった。
追記:検索したけど、マルセイユ博物館の建物の写真は見れませんでした。知っている人が居たら教えて下さい。
もう一つの追記は我愛車は廃車になったことです。さみしいね。南無阿弥陀仏
Posted by 新茶 at
09:26
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