2013年12月25日

聖護院大根




佐野設計さんから聖護院の酢漬がお昼に届きました。お願いしてはいないのですが、酢漬の話をあちらこちらでしていたので多分、頂けたのではないかと思っています。ありがとう!早速お昼に全員で頂きました。皆さんにこの味を味わって頂くことは出来ませんが、☆5なんです。息子も絶賛していました。右はおかぴーさんに頂いた酢漬けの残り酢にこれまた頂いた大根を入れて食しています。おかぴーさんの蕪の酢漬けもそれは特筆ものなんですが、佐野さんのこれもまたスゲーと言わせるべく気品と清冽さは稀にみるものです。仄かな苦みが昆布のダシと絡んで、素材の味をイカンナク引き出しています。もったいないので夕飯にも食べられるよう残しました。下の絵は例の文机の脚です。こんな細工でも貧相な我が家に品格を付加できるんですね。  


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2013年12月25日

六道 慧


「桜の仇討」

「恋時雨」
六道 慧の「いろは双六屋」シリースの四冊が終わりました。例により表紙の件ですが、こういうとっつきやすさを表面に出すのも有りなのでしょうが、創り上げた内容はさらっと漫画のようなことでは無い様な気もするがまあいいとする。四冊の底辺を流れる噺家の極楽邸有楽師匠の活躍が見ものなんです。色々な事件も人間の欲が根底にあり、その欲の顕著に表れている庶民に接触の多いのはこの主人公の生業なのである。故に理解し解決するのに苦労するのである。庶民が主役だから、大体に於いて侍の役回りは悪人に回る。人間味あふれる登場人物満載で、キャラが傑出して読んでいて楽しいことはこの上無い。四冊はとても楽しく読めた。





  


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